皆様の周りでいつも活用されている洗剤。
しかし、洗剤といってもかなりの種類があります。
それぞれに用途があり、適した場所で使わないと効果を発揮できないばかりか
自らを危険に落とし込む可能性もあります。
しかし、知識を持って洗剤を使用すれば、これほど力強い味方はいません。
今からそんな各洗剤の特徴と、注意点を記載していきます。
【洗剤の種類】
・石けん
弱アルカリ性の石けんは、水に溶けにくい酸性の油汚れを溶けやすくします。
身体はもちろん、自然にも優しい植物油が主原料の
純石けん成分でつくられたものがおすすめです。
《作用》
洗浄作用→油汚れを吸着して取り除く
《注意》
石けんカスを残さないために、使用後はしっかり水洗いか水拭きをすること
・エタノール
高い消毒・除菌・消臭効果が期待できる液体。
油汚れにも効果的で、すばやく油を溶かします。
揮発性が高く、2度拭き不要なのも良い点です。
水で薄めて使用する「無水」とそのまま使える「消毒用」があります。
《作用》
洗浄作用→油や汚れを落とす。
消毒・殺菌作用→カビを防止する。
《注意》
塩素系漂白剤とは混ぜないこと。
揮発性が高く、引火しやすいので、火気の近くでは保存や使用はしないこと。
そうじをするときは、換気を心がけてください。
・重曹
英語ではベーキングパウダーと呼ばれ、キッチンでもおなじみの素材。
弱アルカリ性なので、油汚れといった賛成の汚れ落としに力を発揮します。
手に優しく、素手で扱えるのが魅力です。
《作用》
汚れを吸着する→特に油汚れに最適
脱臭作用→ニオイを吸着。消臭効果は2か月ほど。その後はそうじに使いましょう。
研磨作用→水に溶けにくいので、粒子の細かいクレンザーとして使えます。
《注意》
重曹は白っぽく残り、変色やシミの原因になります。
使用後は濡れぞうきんでよく拭き取るか水洗いが必須。
アルミ製のものは黒ずむので、使わないこと。
・クエン酸
レモンや梅干しなどに含まれる酸味成分で酢と同じような働きをします。
食品にも使われている安全な素材です。
酸性で水アカや石けんカスなどのアルカリ性の汚れを中和します。
《作用》
汚れを中和→アルカリ性の汚れやニオイを中和します。
溶解作用→ポットや蛇口など水中のカルシウムが固まってできたこびりつき汚れを溶解します
洗浄作用→水アカ汚れを落とします
《注意》
塩素系の洗剤と一緒に使用すると有害ガスが発生するので危険です。
大理石や鉄はツヤが消えてしまうので、使用しないようにしましょう。
また、酸が強いので、ステンレスといった金属に使う場合は使用後、よく水拭きをして下さい。
・精油
精油はアロマ効果だけでなく、手アカといった脂性の汚れを落とし、
種類によっては消臭や抗菌効果も期待できます。
柑橘系やユーカリ、ティーツリーの精油はそうじに大活躍します。
《作用》
消臭作用→雑菌の繁殖を防いで、ニオイを断ちます。
殺菌・消毒。・抗菌作用→植物によって効果は様々。カビ予防や虫よけにも使用できます。
《注意》
高血圧や敏感肌の方、妊娠や赤ちゃんのいる家族では避けたほうが良い種類の精油があります。
原液では使用せず、必ず水で薄めて使いましょう。
・酸素系漂白剤
過炭酸ナトリウム100%の酸素系漂白剤です。
水まわりのそうじはもちろん、洗濯にも使えます。
塩素系漂白剤に比べて刺激が少なく、赤ちゃんの衣服のシミ抜きにも使えるほどです。
《作用》
漂白作用→カビ汚れやシミをなくします。
除菌・消臭効果→ニオイの元の菌を除去します。
《注意》
水洗いできない素材やステンレス以外の金属、また漆器には使用しないこと。
手肌が弱い方はゴム手袋を使用してください。
いかがでしたでしょうか
皆様が手ごわい汚れに遭遇された際に、
こちらの情報を活用していただけますと幸いです。
しかし、危険性もありますので、
くれぐれもご使用方法だけは注意してくださいね
洗剤を味方につけて、どんな汚れも撃退してしまいましょう!
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